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沈黙する群衆になってはならない~読書感想【天空の蜂】

私は本をたくさん読む方だと思います。

OL時代は会社通勤のときの地下鉄が主な読書時間で。
今もいろんなことをしながら(ながらは得意!)読んでます。

本屋さんや古本屋さんに行って目についた本とか、事前にチェックしておいた本を見つけたら5~6冊まとめて買ってきて1冊づつ楽しみに読みます。

これもそんなふうに何気なく手にとった1冊でした。
比較的重たくないので娯楽作品として愛読している東野圭吾さんの著作。
読んだことのなかった1冊でしかもボリュームもあったので、という理由で
あまり内容も確認して買ったんですが…。(しかも買ったのは3.11前)

かなり、驚くほどにタイムリーな内容でした。

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天空の蜂

少しだけ内容に触れます。

犯人は自衛隊の開発した超大型ヘリを盗んで原子力発電所に落下させるぞと国を脅します。
敦賀発電所、○ミリシーベルトなどと、今では聞きなれてしまった用語も数々出てきます。

国は原子力政策を続けるために発電所の安全性をごまかす。
「避難した方がいいなどと言ったら、今まで絶対に何があっても安全だと言っていたのに国民につつかれる…」
「発電所の上空を飛行してはいけないことになっているので天井の強度は飛行機墜落を想定していない…」
「電力会社は車を運転できるけど車の走る仕組みまでは知らない、ようなもの…」

もちろんこの作品はフィクションです。
でも
現実に流れているニュース、週刊誌、WEBでの情報といったいどこが違うでしょう?

そして、犯人はただ反原発で政策に対して訴えているのではありません。

同時に…。

原発があってもなくてもどちらでもよい
電気は無限に使ってもかまわない

そして…

いざ

その時に原子力発電所で
「何か」
が起きた時は不安や不満を訴えるけれど
あっという間にその重大さや深刻さを忘れ

どちらでもよい

に戻ってしまう。

国の中で大半を占める群衆。

作品の中で彼は言います。
「沈黙する群衆に原子炉のことを忘れさせてはならない。」
「子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。」
と。

浜岡原発は全炉停止になりました。
国内のほかの原子炉はどうすべきか。
日本のエネルギー政策を今後どうすべきか。

群衆のひとりひとりも真剣に考えなくてはならない時がきたのかもしれません。

東電や政府のしていること、言っていることをきちんと受け止め
判断するのは私たちひとりひとりの責務です。

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コメント

なぜ、菅直人は夏場の電力需要期になろうとする時に浜岡原発を停止して停電を助長するのか。
停めたいのなら秋になってから停めても良いのではなかろうか。
その間に原発が危険にさらされる規模の地震が起きる確立はゼロに近い。
菅直人は結果は歴史が評価するとの主旨のことを言っているが、歴史に待たなくとも夏が終われば菅直人のパフォーマンスの結果が出る。

投稿: 保坂変人 | 2011年5月14日 (土) 13時28分

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